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東京2020を知る
2019/04/22

「競技・種別・種目」の違いって?東京2020オリンピックにおけるスポーツの分類を解説!

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)関連のニュースを見ていると、「競技・種別・種目」という言葉がよく使われています。どれも聞き馴染みがあり、何となく区別はつくものの、実際にそれぞれを説明するのは難しいという方も多いのでは?

今回は、この3つ違いや、オリンピック競技大会(以下、オリンピック)で実施される「競技」や「種目」の選定方法、決定時期などについてご紹介します。

カテゴリーの大きさは「競技>種別>種目」

「競技・種別・種目」は、日ごろからスポーツを分類する際に使われる言葉ですが、オリンピックなど、1つの大会内でさまざまな種類のスポーツが一緒に行われるときには、より区分が細分化されます。それぞれ3つの区分は、以下の通りです。

【競技】陸上競技、水泳、サッカーなど、スポーツの種類のこと。
【種別】競技を分野別に分類したもの。競技の中の一部門。
【種目】競技またはその種別における競争で順位が確定し、メダルや賞状の授与の対象となるもの。

分かりやすく、オリンピックの実施競技でもある水泳を例にすると、以下のように分類されます。

【競技】水泳
【種別】競泳、飛込、アーティスティックスイミング(旧:シンクロナイズドスイミング)、マラソンスイミング、水球
【種目】
・競泳:100m自由形(男子/女子)、4×100mメドレーリレー(男子/女子/混合)など
・飛込:3m飛板飛込(男子/女子)、10m高飛込(男子/女子)など
・アーティスティックスイミング:チーム(女子)、デュエット(女子)
・マラソンスイミング・10kmマラソンスイミング(男子/女子)
・水球:水球(男子/女子)

つまり、「競技・種別・種目」とはスポーツを項目分けしたもので、規模の大きいものから順に、「競技>種別>種目」と表すことができます。よって、私たちがいつも観戦しているのは、それぞれの「種目」ということになります。

「競技」と「種目」が決まるタイミングはいつ?

オリンピックとパラリンピック競技大会の開催都市の決定は、メディアなどで取り上げられることも多くありますが、「競技」や「種目」がどのタイミングで決まるのか、ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。オリンピック憲章では、下記のように規定されています。

●競技

遅くとも、関連する開催都市が選定される総会において決定しなければならない。ただし、当該オリンピック競技大会組織委員会(OCOG)と当該国際競技連盟(IF)、国際オリンピック委員会(IOC)間で合意すれば、開幕3年前までに改定も可能。

●種目

当該オリンピック競技大会の開幕3年前までに決定。開催都市の決定は、原則として開幕7年前の国際オリンピック委員会(IOC)総会なので、「競技」の決定も同様に、開幕7年前まで行われるということになります。

オリンピック競技大会の「競技」、「種目」はどうやって決まるの?

では、実際にオリンピックにおける「競技」や「種目」は、どのようにして決定されているのでしょうか。

オリンピックには、実施されるすべての「競技」や「種目」をまとめた「プログラム」と呼ばれるものがあり、国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピックごとに作成しています。そして、そのプログラムを構成している「競技」、「種目」の選定方法は、オリンピック憲章によって以下のように定められています。

●競技

国際オリンピック委員会(IOC)の承認する国際競技連盟(IF)が統括している競技の中から総会により決定。

●種目

国際オリンピック委員会(IOC)と各国際競技連盟(IF)による協議の後、国際オリンピック委員会(IOC)理事会により決定。

こうして決定された「競技」、「種目」のほかに、開催都市提案枠で採用された追加競技・種目がプラスされて、プログラムが最終決定します。

ちなみに、この開催都市提案というのは、東京2020大会で初めて取り入れられたシステムで、その大会限定で1つまたは複数の「競技」、「種目」を提案できるというもの。

東京2020オリンピックでは、「野球・ソフトボール」、「空手」、「スケートボード」、「スポーツクライミング」、「サーフィン」の5競技18種目の追加が認められ、その結果、オリンピック史上最多の33競技339種目が実施されることになりました。

5つの追加競技が選ばれた理由とは?

東京2020オリンピックで新たに追加された5競技は、IOC総会において採択された『オリンピックアジェンダ2020』の3つの主要原則である「若者へのアピール」「国民機運の向上」「公正で開かれた選考プロセス」に基づき、選定されました。新競技における選定理由の一部をご紹介します。

●野球・ソフトボール

野球は日本の国民的スポーツ、ソフトボールは北京2008オリンピックにおいて全競技中継中、最高視聴率を獲得したスポーツ。共に全国民を熱狂させ、大会へ多大な価値をもたらすだろうと評価された。

●空手

日本発祥で世界各地に広まったスポーツ。日本開催ならではの大会イメージを印象づけることができる。

●スケートボード

東京の都会のイメージに合致。若者へのアピール・人気面において期待ができる。

●スポーツクライミング

アウトドアブームにおいて代表格として成長。垂直へ登る競技の特徴が、大会にユニークで新しい価値を提供することに期待。

●サーフィン

若者のライフスタイルに大きな影響を与え、絶対的な支持を得ている。ビーチで音楽と共に開催される競技は、大会により一層の祝祭的要素を付与できる。

参考:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「5競技、18種目を東京2020大会の追加種目としてIOCへ提案

違いを知ると、さらに東京2020大会の観戦が楽しくなる!

普段あまり「競技・種別・種目」の違いを意識していなかった方も、今回それぞれの分類を知ったことで、競技スケジュールや表彰式などで新しい見方ができるようになり、より東京2020大会を楽しめるのではないでしょうか。

東京2020大会のオリンピックは33競技339種目、パラリンピックは22競技540種目が実施されます。それぞれの違いを意識しながら、是非、観戦を楽しんでくださいね。東京2020大会まで、あと1年と少し。オリンピックとパラリンピックに関するさまざまな知識や情報をゲットして、めいっぱい応援しましょう!