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東京2020を楽しむ
2019/04/25

巧みなチェアワークは圧巻!激しいラリーの応酬に魅了される「車いすテニス」

近年、男女ともに世界王者を輩出し、日本人選手の活躍が目覚ましい「車いすテニス」。パソナグループは、テニスを通じて障がいを持つ方と健常者の相互理解を深めるテニス大会「エンジェルテニスカップ」を1993年から開催するなど、車いすテニスの普及にも取り組んでいます。そこで今回は、東京2020パラリンピック競技大会でも注目度が高く、大きな盛り上がりが予想される、車いすテニスの基礎知識をはじめ、魅力や見どころについてご紹介します。

「2バウンドOK」以外は一般のテニスとほぼ同じルール!

世界トップクラスの日本人選手が活躍していることもあって、日本でもニュースなどで取り上げられる機会の多い車いすテニスですが、試合を観戦したことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般のテニスとどういった部分が異なるのか、車いすテニスの基礎知識についてまとめました。

■主なルール

一般のテニスとほぼ同じルールですが、車いすテニスは、2バウンドまでの返球が認められている(2バウンド目はコートの外側でも良い)のが大きな違いです。また、車いすは身体の一部と考えられているため、一般のテニスで身体や着衣にボールが触れたら失点(=相手側の得点)となるのと同様に、ボールが車いすに触れたら失点となります。

■サーブのルール

サーブを始める直前、サーバーは必ず静止しなくてはいけませんが、ボールを打つ直前に車いすを一漕ぎ(ワンプッシュ)するのはOK。なお、サーブ中は車いすの車輪がベースラインなどに触れてはいけません。

■車いす操作のルール

打球の瞬間、臀部(でんぶ)を座席から浮かせてはいけません。また、「足を使って車輪にブレーキをかけたり、方向転換などの操作をしたりすること」や「地面に足をつけること」は禁止されています。ただ、例外として、車輪を使って車いすを操作できない場合のみ、片足を使用して操作することが認められています。これは、ボールを追っているときのみに限られており、打球の際の使用は認められていません。

■設備&用具

コートの広さやネットの高さのほか、使用するラケットやボールも一般のテニスと同じです。

■クラス分け&種目

男子・女子・クアード(男女混合)の3つのクラスに分かれています。男子・女子クラスは共に下肢に障がいがあり車いすを使用する選手のクラスで、障がいの種類はさまざま(脊髄損傷、下肢切断など)。クアードクラスは下肢だけでなく、麻痺などで上肢にも障がいのある比較的障がいの重い選手のクラスです。

一般のテニスと同様に、それぞれシングルスとダブルスがあります。クアードのダブルスは、男女ペアで試合に出場することも可能。

車いすテニスはご存知でも、クアードクラスという言葉を聞いたことがないという方も多いのでは?どのようなクラスで、メディアでもよく見かける車いすテニス(男子クラスおよび女子クラス)とどこが違うのか、ご紹介します。

三肢以上に障がいがある選手が競い合うクアードクラス

クアードとは、英語で四肢(両腕と両脚)麻痺を意味する「Quadriplegia」(クアードリプリジア)の略称。よって、クアードクラスは、下肢だけでなく上肢にも麻痺などがある、比較的障がいの重い選手が出場するクラスになります。上肢にも障がいがある選手のいるクラスのため、下肢の障がいのみの「車いすテニス(男子クラスおよび女子クラス)」にはない、下記のような特別ルールが存在しています。

・握力がない、あるいは弱くてラケットが握れない場合は、手とラケットをテーピングで巻いて固定することが認められています。

・障がいが重く、自力で車いすを操作することが難しい選手は、電動車いすを使用することも可能。ジョイスティックレバーを前後左右に倒して、電動車いすの操縦を行います。

・通常の方法でサーブを行えない場合、選手自身または第三者がコートにボールをワンバウンドさせてからサーブを打つことが可能です。ただし、試合を通して、同じ方法でサーブを行うことが必須。

・障がいのため汗をかきにくく、体温調節が困難な選手が多いため、シェード(日よけ)と氷入りバケツを準備しておくことが義務付けられています。

競技用車いすは「八の字」型に装着されたタイヤで素早いターンも可能に

ここまで、車いすテニスの基礎知識や、クラスの特徴などをみてきましたが、選手の身体の一部として、さまざまな動きをサポートする車いすには、どんなポイントがあるのでしょうか。車いすテニスの競技用車いすは、通常の車いすとは違った、さまざまな工夫が施されています。

○タイヤ

タイヤは、正面から見ると「八の字」型に装着されています。タイヤに角度を付けることで、激しいプレーをしても倒れにくく、また、車いすの回転性能がアップするので、スムーズかつ素早いターンが可能です。

○背もたれ

上半身が自由に動かせるよう、背もたれは短くなっています。

○リアキャスター

後ろの小さなタイヤ「リアキャスター」は、車いすをより速く的確に動かすために付いており、また、後ろ側に重心をかけたときの転倒防止の役割も担っています。

○ブレーキ

もともとプレー中は使用が禁止されていることもあり、ブレーキは付いていません。不要なパーツを極力削ぎ落とすことで、軽量化されています。

「車いすテニス」の魅力や見どころとは?

車いすテニスは、コースを正確につく絶妙なボールコントロールや、多彩なストローク、激しいラリーの応酬とともに、片手でラケットを持ちながら車いすを漕ぎ、自由自在に素早くコートを動き回る巧みなチェアワークが魅力です。車いすの特性上、真横への平行移動ができないため、車いすをクルリと旋回させ、ボールの落下地点に回り込むように移動するなど、華麗なプレーに目を奪われます。

また、クアードクラスでは、ショットのパワーやスピードが出にくい分、より緩急を織り交ぜて相手の苦手なコースを攻めるような、頭脳的なプレーが見どころです。相手の動きやボールの落下地点を予測してプレーする姿など、巧みな駆け引きに注目してみてください。

パソナグループは「車いすテニス」を応援しています!

テニスの最高峰である、世界4大大会(通称:グランドスラム)でも「車いす部門」があり、国際的な知名度も高い「車いすテニス」。華麗なチェアワークや正確なショット、激しいラリーの応酬は、一度見たら魅了されること間違いなしです。パソナグループは、1993年から「エンジェルテニスカップ」を開催しているほか、東京2020パラリンピック競技大会の競技の一つである「車いすテニス」をこれからも応援していきます。みなさんも是非、一緒に盛り上げて行きましょう!

パソナグループは、日本車いすテニス協会のオフィシャルパートナーです。 


参考:公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会「かんたん!車いすテニスガイド
   公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「車いすテニス