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東京2020を楽しむ
2019/09/05

3種目の競技で繰り広げられるレース展開から目が離せない「トライアスロン」

海や湖、山といった美しい大自然や、街のランドマークがまるごと競技のコースになる「トライアスロン」。タフなレースに挑戦する選手の雄姿と、開催地の素晴らしいロケーションを一度に楽しむことができます。

近年、欧米では、マラソンをしのぐ程の人気競技と言われるほど。東京2020大会でもオリンピックとパラリンピックの両方で「トライアスロン」が実施されるため、注目が集まっています。トライアスロンにあまり馴染みがない方も観戦を楽しめるよう、競技の見どころや魅力、基本的なポイントをわかりやすくご紹介します。

“泳ぐ・漕ぐ・走る”の3種目を1人で!経験と戦略が問われる競技

「トライアスロン」とは、スイム(水泳)・バイク(自転車ロードレース)・ラン(長距離走)の3つを、1人の選手が連続して行い、着順を競う耐久競技です。ラテン語の「3」を表す「トライ」と、競技を意味する「アスロン」を組み合わせて、「トライアスロン」と名付けられたのが、ネーミングの由来です。

「トライアスロン」が誕生したのは1974年。アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで開催された「ミッションベイ・トライアスロン」が始まりと言われています。

特性の異なる3つの競技を連続して行うハードさや距離の長さから、“究極の耐久レース”として話題に。その後、世界各地で様々な「トライアスロン」大会が行われるほどの人気となりました。

1982年には、「トライアスロン」のさらなる普及を図るため、距離を「スイム1.5km・バイク40km・ラン10km」とする新たな国際基準が設定されます。それまで過酷と呼ばれていたレースの距離よりも短くなり、多くの人が参加しやすくなったことで、競技人口が急増。今では欧米を中心にメジャー競技となっています。

「トライアスロン」を楽しむために知っておきたい基礎知識

2016年から日本国内のスポーツの祭典で正式種目として実施されるなど、日本でも「トライアスロン」の知名度は高まってきています。東京2020大会でも「トライアスロン」を楽しめるよう、今から基礎知識をおさらいしておきましょう。

■オリンピック競技

○歴史

シドニー2000オリンピックから実施競技として実施。

○種目

個人(男子/女子)、混合リレー

○距離

個人戦は、「スイム1.5km+バイク40km+ラン10km」の計51.5㎞で行われます。設定距離は男女同じ。また、混合リレーの距離は1人あたり「スイム300m+バイク7.4km+ラン2km」で、男女4人の混合チームで競われます。

○リレー

東京2020大会では、新種目として男女混合リレーが行われます。混合リレーは、「女子→男子→女子→男子」の順番で行われ、4人目の選手がゴールしたタイムで競われます。1人あたりの総距離が個人競技の約1/5程度なので、スピードある展開が見どころです。

■パラリンピック競技

〇歴史

リオデジャネイロ2016パラリンピックから実施競技として実施。

○種目

PTWC(男子/女子)、PTS2(女子)、PTS4(男子)、PTS5(男子/女子)、PTVI(男子/女子)

○距離

いずれの種目も、「スイム750m+バイク20㎞+ラン5㎞」の計25.75㎞の距離で行われます。設定距離は男女同じで、オリンピックのちょうど半分の距離です。

○クラス分け

障がいの内容や程度によって6クラスに分かれて行われ、クラスごとに競技方法が一部異なります。

・座位クラス(PTWC)
下肢に障がいがあり、車いすを使用する選手のクラス。バイクは手で漕いで進む自転車「ハンドサイクル」、ランは競技専用車いす「レーサー」を使用。
・立位クラス(PTS2~5)
上・下肢の切断や機能障がいなど、肢体が不自由な立位選手のクラス。障がいの重い方から、2~5の4クラスに分けられています。バイク、ランでは、義足など補装具の着用が認められ、障がいの内容や程度に合わせたバイクの改造も可能です。
視覚障がいクラス(PTVI)
視覚に障がいのある選手のクラス。競技全体を通して、同性のガイド1名と一緒に競技を行います。バイクは2人乗り用(タンデム)自転車を使用。

○サブクラス

座位クラスと視覚障がいクラスは、各1クラスのみですが、より公平に競えるよう、障がいの程度によって「サブクラス」も設定されています。サブクラスごとに時間差スタートを行うか、同時スタートの場合は、より軽度なクラスの選手の実走タイムに規定の補正時間を加算し、最終順位を決定します。
・座位(PTWC)のサブクラス
PTWC1(重度)、PTWC2(軽度)
・視覚障がい(PTVI)のサブクラス
PTVI1(B1・全盲)、PTVI2(B2・弱視)、PTVI3(B3・弱視)

「お台場海浜公園」をぐるりと巡る“都市型トライアスロン”

東京2020大会の「トライアスロン」は、全種目が「お台場海浜公園」で行われます。選手たちの背景には、レインボーブリッジや東京タワーなど、東京を代表するランドマークが広がり、近未来的なウォーターフロントの景色を堪能できます。コース詳細は、下記を参照してみてください。合わせて、競技日程もチェックしておきましょう。

■オリンピック競技

種目:個人(男子/女子)
距離:スイム 1.5km(1km+0.5km)
   バイク 40km(5km×8周回)
   ラン 10km(2.5km×4周回)
日程:<男子>7/27(月) <女子>7/28(火)


種目:混合リレー
距離(1人当たり):スイム 300m
   バイク 7.4km(3.7km×2周回)
   ラン 2km(1km×2周回)
日程:8/1(土)


■パラリンピック競技

種目:個人(男子/女子)
距離:スイム 750m
   バイク 20km(5km×4周回)
   ラン 5km(1.66km×3周回)
日程:8/29(土)、8/30(日)

選手たちの駆け引きや「トランジション」に注目!

1人の選手が連続して3種目を行う、特徴的な競技「トライアスロン」には、見どころや魅力がいっぱい。ご紹介する「トライアスロン」の見どころを知っておけば、レース観戦の楽しさも倍増するはずです。

●抜きつ抜かれつのレース展開

選手ごとに得意・不得意の種目があるため、順位変動も目まぐるしく、最後の最後まで目が離せません。また、選手同士の駆け引きや、勝負どころでの選手の表情や動きに注目しながら観戦すると、より一層楽しめるでしょう。

●“第4の種目”と呼ばれる「トランジション」がポイント

「トランジション」とは、スイムからバイク、バイクからランへと競技種目を転換する過程を指します。トランジションでは、ウェアを着替えたり、シューズを履いたりと次の種目への準備を行いますが、ここで費やす時間も競技タイムに含まれます。

つまり、「トランジションタイムを1分縮める」ことは、「スイムやバイク、ランを1分縮める」のと同じ意味合いとなり、結果に直結するのです。こうしたことから、「トランジション」は“第4の種目”として、3つの種目と同じくらい重要視されています。

●オリンピック競技は「ドラフティング」OK

オリンピック競技におけるバイクでは、前走者の後ろにピッタリとつき、風よけにしながら走行する「ドラフティング」が認められています。体力も温存できることから、ドラフティングを使った戦術や駆け引きも見どころです。なお、パラリンピック競技は「ドラフティング」禁止。

●アスリートを支えるガイド&ハンドラーの存在

パラリンピック競技の視覚障がいクラス(PTVI)では、ガイドが視覚障がいのある選手の目となって、3種目すべてで伴走します。また、ハンドラーは、トランジションエリアで、障がいの重いクラスの選手のウェア着脱や、「ハンドサイクル」「レーサー」の乗り移りをサポート。それぞれ息の合ったチームワークが見どころです。

お台場の海と陸を疾走する選手たちから目が離せない!

運動量はもちろん、様々な状況に応じて、的確な判断力が求められる「トライアスロン」。自然を相手に、オリンピアンやパラリンピアンたちがどんな戦術を使って、各コースを駆け抜けるのかに期待が高まります。選手たちの白熱した戦いとともに、「お台場海浜公園」の美しいロケーションにも注目しながら、観戦を楽しんでください!

参考:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
    「(オリンピック競技)トライアスロン」 
    「(パラリンピック競技)トライアスロン」 
    公益財団法人日本障がい者スポーツ協会「パラトライアスロンガイド」 
    東京都オリンピック・パラリンピック準備局「パラリンピック競技:トライアスロン