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東京2020を楽しむ
2019/09/26

ボールを追う姿に感動!スピード感あるチームプレーが魅力の「バレーボール」

学生時代の体育の授業やクラブ活動で経験したり、テレビ中継で目にしたりと、多くの方にとってなじみがある球技のひとつである「バレーボール」。サーブから始まり、レシーブ、トス、アタックまで、流れるようなスピード感あふれるプレーや、世界トップクラスの選手が繰り広げるラリーの応酬は、見る者を夢中にさせます。

今回は、東京2020オリンピックで実施競技として行われる「バレーボール」の、意外と知らない基礎知識やルールについてご紹介します。

“東洋の魔女”と呼ばれ、世界中から恐れられた日本の「バレーボール」

「バレーボール」は、19世紀末にアメリカで発祥した室内球技です。誕生当初は、“人数が同じ数の2チームが、ネットを挟んでボールを床に落とさずに打ち合う”というルールがあるのみで、チームの人数や何点制かなどは決められておらず、競技というよりは、レクリエーション要素の強いスポーツでした。

激しい接触プレーがなく、誰でも気軽に楽しめるということもあり、その後「バレーボール」は世界各国に広く普及。日本にも1913年に伝わったとされています。そして1947年には、6人制バレーボールの国際ルールが制定され、今の私たちが見ている「バレーボール」の形になりました。

その「バレーボール」がオリンピックの実施競技になったのは、東京1964オリンピック。そこで、日本女子チームは、諸外国チームとの体格差を埋める秘策として考案された、柔道の受け身に似た「回転レシーブ」や、手元で微妙に揺れる「変化球サーブ」を駆使して、見事に金メダルを獲得。

1961年の欧州遠征で22連勝、翌年の世界選手権で優勝するなど、その圧倒的な強さから、“東洋の魔女”と呼ばれ、世界中から恐れられる存在となり、日本女子チームの活躍に日本中が熱狂しました。こうして「バレーボール」は、国民的な人気スポーツとなっていったのです。

現在の「バレーボール」では、試合に勝つ上で、各選手の技量向上と共に、試合中の「データ活用」が重要視されています。「アナリスト」と呼ばれるチームスタッフが、専用のソフトウェアを使って1プレーごとに自チームや相手チームの情報を収集し、分析。データによって導き出された情報を“戦略提案”として、瞬時に通信機器を通じてベンチにいる監督やコーチにリアルタイムで伝達します。それを元に、監督が選手に指示を与えることで、より得点を取れる確率を上げていくのです。

今では、有効な「データ活用」が世界のトップチームのスタンダードになっています。

ここでおさらい!「バレーボール」の基礎知識

実際にプレーしたり、観戦したりする機会も多く、私たちに身近な存在の「バレーボール」ですが、ここで、簡単な基礎知識をおさらいしておきましょう。

バレーボールの種類、派生競技

バレーボールには、大きく分けて「6人制バレーボール」と、「9人制バレーボール」があります。また、バレーボールから派生したソフトバレー(1チーム4人制)や、ビーチバレーボール(1チーム2人制)も人気のスポーツです。なお、オリンピックのバレーボールでは、「6人制」を採用。ビーチバレーボールも、オリンピックの実施種別となっています。

■6人制は前衛、後衛プレーヤーに分けられる

前衛、後衛それぞれ3人の計6人が1チームとなり、競技を行います。前衛、後衛プレーヤーには、それぞれ以下のような役割があります。
・前衛プレーヤー(ネットに近い側)…主にアタック、ブロック。
・後衛プレーヤー(ネットから遠い側)…主に相手の攻撃をレシーブ。また、バックアタックなどで攻撃にも参加。
そして、サーブ権が移動する度に両チームともに“時計回り”にポジションを移動させ、ローテーションをしていきます。

■ 6人制は守備専門の「リベロ」が存在する

6人制の「バレーボール」の特徴として、守備を専門とするプレーヤー「リベロ」の登録が可能。「リベロ」は後衛のプレーヤーとしてのみ試合に参加し、同じ後衛のプレーヤーと、何度でも交代OK。アタックはもちろん、サーブやブロックはできませんが、チームを守備で支え、後方からコート全体を見てメンバーに指示を出すことができます。

また、交代時にコート内の状態をベンチに伝え、コートに戻る際、ベンチにいる監督やコーチの指示をコート内に伝える役割も。なお、「リベロ」は、他のプレーヤーと違う色のユニフォームを着用しているので、見分けも簡単です。

■ 9人制は日本独特のバレーボール

9人制のバレーボールは、「ママさんバレー」などで現在でも広く親しまれていますが、主に日本でのみ行われているもの。6人制バレーボールの国際ルールが制定されるまで、日本では9人制が主流だったため、今でもその名残で9人制バレーボールが盛んに行われているのです。

「バレーボール」の概要&主なルールとは?

ボールを使用する球技の中で、唯一、ボールを床(地面)に落としてはいけないのが最大の特徴でもある「バレーボール」。ここでは、オリンピック種目となっている6人制「バレーボール」の概要やルールについてご紹介します。

【競技概要】

●コートサイズ・・・ネットによって分けられた長辺18m×短辺9mのコート
●ネットの高さ・・・男子:2.43m、女子:2.24m
●ボール・・・円周:65~67cm、重さ:260~280g
●チーム構成・・・1チーム6人の2チームで対戦

【主なルール】

○相手チームのサーブをレシーブし、トスを上げ、相手チームへスパイクを打ち込みます。なお、ボールを落とさずに、同チーム内3回以内のタッチ(ブロックによる接触は除く)で、相手コートに返球しなければいけません。

○同一プレーヤーが、連続して2回ボールに触れることはできません(ブロックによる接触は除く)。なお、ボールは身体のどこに当たってもOK。

○ボールがコート内に落ちる、ボールが大きく弾かれアウトになる、サーブをしたボールがネットにかかって相手コートに届かない、ミスにより3回以内に正しく返球できない、チームのいずれかが反則を犯すなどにより、相手チームの得点となります。

○ラリーに勝ったチームが1点を獲得すると共に、次のサーブ権を得るラリーポイント制で、1セット25点(最終第5セットは15点)先取の5セットマッチ。ただし、24対24(最終第5セットは14対14)の同点になった場合はデュースとなり、2点差がつくまで試合は続けられます。先に3セットを獲得したチームが勝者。

○セットごとにコートチェンジとなり、第5セットではどちらかのチームが8点先取した時に、コートチェンジを行います。

高さ・スピード・パワーの男子、粘り強いプレーの女子

同じ「バレーボール」でも、男子と女子では見どころは大きく異なります。 男子は、何といっても高さ・スピード・パワーが魅力。時速120kmにもなるジャンプサーブや、3m50cmもの高さから打ち込まれる鋭いスパイクは、迫力満点で圧倒されます。

一方、女子は比較的にラリーが長く続くのが特徴です。コートに落ちる寸前のボールを拾ってつなげる、粘り強いプレースタイルでは、チームプレーの醍醐味が味わえます。東京2020オリンピックでは、有明アリーナにて7/25(土)から予選が始まり、大会最終日の8/9(日)まで熱い戦いが繰り広げられます。ご自身の目で見て、その違いを体感してみてください。

ひとつのボールを最後まであきらめず追いかける姿に感動!

個人の能力はもちろん、戦術を理解し、共有する固いチームワークや、協調性が求められる「バレーボール」。一人ひとりが声を出し合い、お互いをカバーし、チーム一丸となってひとつのボールを追いかける姿に、チームプレーの素晴らしさを感じることでしょう。また、何度か観戦するうちに、男女のプレーの違いや国ごとの特徴が見えてきて、より観戦が楽しくなりますよ。是非、注目してみてくださいね。

参考:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「バレーボール」 
   公益財団法人日本バレーボール協会 「バレーボール観戦ガイド
   東京都オリンピック・パラリンピック準備局「バレーボール